タイムループ系映画!「残酷で異常」が面白い!!


カタヨリ
タイムループ系カタヨリ優秀賞受賞!!
そう、正直に言うわ、観る気はなかった。
その原因はタイトル。
かの有名問題作「ムカデ人間」の其れを思わせるような、直接的かつ、どこか稚拙さ漂うこのタイトル力(笑)
でもAmazonプライムもレビュー評価は高評価!!(☆5のうち4.5はかなり高い!)
でも、タイトルが怖い(ある意味笑)。失敗はしたくない、でも錆びた剣を見つけたら砥いでみたくなるような、施錠された扉のような、
その衝動を抑えきれず、観たの。
冒頭、汗だくで顔面蒼白な主人公らしき男性が、ぐったりしている女性を蘇生しようと試みている。
でもそれも叶わず、自分も力尽きてしまう。 
ハッと気がつくと車を運転していて、妻と口論している。
どこか見覚えのある景色、今置かれた状況さえも初めてではないような感覚。
そう、主人公はタイムループしてるの。
奇妙な感覚に襲われながら、主人公の周りで小さな出来事がいくつか起こっていく。
その夜、問題を抱え、落ち込む妻を気遣いながら食事を済ませる主人公。
その後、潰瘍の持病がある主人公は発作を起こしてしまい、命の危機に。
妻は慌てて病院へ電話をかけようとするが血相を変えて迫る主人公が覆い被さり、電話の取り合いに。
結果、主人公は誤って妻を殺害してしまうことに。
ハッと気がつくと車を運転していて、妻と口論している。
そう、主人公は「妻を殺した日」を何度も繰り返させられていた。
ここからどうして自分が妻を殺した日を繰り返させられるのか、その日、何が自分の周りで起こっていたのか、
それを「その日」を繰り返すことで徐々に理解していくの。
これが本当に良かった。「罪」を大きなテーマとして、どこか曖昧な正義が漂う「優しさ」と言う言葉の奥に隠された「欲深さ」、「傲慢さ」、
そういった物を炙り出していく。
期待せずに観たって言うのも少なからずあるんだろうけど、高評価も納得の良作でした!
気になった方は是非ご覧あれ!
カタヨリ
思い当たる節がないなんて言えない…。
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