どんぶりさん?! ホラー小説『夜葬』を読む!!

カタヨリ
ホラー小説って読んだ事なかったのよね…ドキドキ
みなさん本屋には行きますか? 今時は電子書籍も普及してるよね。
最初は「読み辛いんじゃないの〜?」とか「紙じゃなきゃ」って思ってたのに、何にでも良い面も悪い面もあるもんよね。
でもやっぱり私は本で読むのが好き。 本屋になんて行った日にはあっという間に時間が過ぎてる笑。
どれにしようか悩んでる時の幸福感よ笑。
お腹空かしてメニュー選んでる時と似てる。 もうどれも美味しそう。 いくらでも食べられる気がする。
いっぱいテーブルに並べて。で、お腹いっぱいになっちゃう笑。
最近本屋に行って、何買おうか悩んでたんだけど、夏だからか平積みされた色んなホラー小説があったのね。
最近の物からちょっと前に流行った物まで、ズラーっと。
で、店内をうろうろ見回ってまたそこに戻ってきたんだけど、この「陳列」ってさ、本当に重要よね。
やっぱり「平積み」されてたり、「面陳列」されてるのが目に入る。
そこに帯で追い討ちをかけてくる。 よく出来てるわ。 迷ってる人は吸い込まれるよね笑。
「〇〇大賞受賞!!」 とか、有名作家〇〇「これはかつて無いミステリーだ」
とか書かれたらさぁ、そうなのかなっ?て気になるし笑。(浅はかな私)
だから余計、そうじゃない棚で背中をこっちに向けて陳列されてる本の中に、まだ日の目をみないままの作品があるんだろうなあと、
ちょっと切ない気持ちになった。
まあその後、平積みから買っちゃうんだけども笑。
そんな訳で今まで読んだ事が無い(記憶にない)ホラー小説を買ってみる事に。
何となく気になったこちら!!

角川ホラー文庫より 最東対地『夜葬』 価格600円

栃木県の鈍振村という村に古くから伝わる世にも恐ろしい「夜葬」という風習。

そのおぞましい鈍振村の儀式や全国の心霊スポット等について特集したオカルト本、[最恐スポットナビ]

 

とある少年が深夜の買い物帰り、ひょんな事から[最恐スポットナビ]を手に入れる。

家に帰り何気なくその本を読むと「夜葬」について書かれていた。

その時、メッセージアプリLIVEに受信の知らせが。メールを開くと文字化けした意味不明な文章が。

気味が悪くなった少年は、気分転換にシャワーを浴びるため部屋を出るが、その時携帯のナビゲーション機能がナビを始めていた…。

とまあこんな感じの導入部分ね。

他にホラー小説読んだ事ないから比べる対象がない!笑。

 

なので経験の浅い素人の個人的意見ね。

これ、もうホント最初にゴジラが出てくるのよ。(映画ゴジラってめっちゃ引っ張るじゃない?笑)

しかも尻尾だけとかじゃなく、なんだったら火を吹くとこまで見せちゃう。

わかんないけど、和風ホラーで行くなら出てくるまでが勝負っていうか。私はそう思っちゃう。

小説だから大丈夫なのかな? 映像だったらもう数やグロさ、大音量で勝負するしかなくなっちゃいそう笑。

 

でもストーリーテンポが良くって出オチの割りに結構読んじゃう。予想通りのドキドキハラハラがあって、

予想できるが故に逆に気になるっていうかね、ドリルの答え合わせみたいな笑。

270数ページって事もあって結構ザーッと勢いよく読めちゃった!

 

読み終わっての感想。多分、ホラーとしては良くある感じ。

何ていうかな、力尽くで引き抜いた知恵の輪みたいな、押し込んだ引き出しみたいなオチ笑。

 

これでもこの作品に限らず、ホラーあるあるなんだよね。 なんか、尺足りなかった?みたいな笑。

最近の映画だとさ、もう「その設定閃いただけで満足!」みたいなの、結構あるじゃない笑。

だからまあ、ホラーらしいと言えばホラーらしい!笑。

 

なんで、エンターテイメント系ホラーとしてはあり!

サーっと読めるしね!嫌味じゃなくてこれもこの作品の良いところ!

 

気になった方は読んでみてね!

カタヨリ
ホラー読むとさ、警戒心が高まるよね笑。結局人間が一番怖かったりする。

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