
角川ホラー文庫より 最東対地『夜葬』 価格600円
栃木県の鈍振村という村に古くから伝わる世にも恐ろしい「夜葬」という風習。
そのおぞましい鈍振村の儀式や全国の心霊スポット等について特集したオカルト本、[最恐スポットナビ]。
とある少年が深夜の買い物帰り、ひょんな事から[最恐スポットナビ]を手に入れる。
家に帰り何気なくその本を読むと「夜葬」について書かれていた。
その時、メッセージアプリLIVEに受信の知らせが。メールを開くと文字化けした意味不明な文章が。
気味が悪くなった少年は、気分転換にシャワーを浴びるため部屋を出るが、その時携帯のナビゲーション機能がナビを始めていた…。
とまあこんな感じの導入部分ね。
他にホラー小説読んだ事ないから比べる対象がない!笑。
なので経験の浅い素人の個人的意見ね。
これ、もうホント最初にゴジラが出てくるのよ。(映画ゴジラってめっちゃ引っ張るじゃない?笑)
しかも尻尾だけとかじゃなく、なんだったら火を吹くとこまで見せちゃう。
わかんないけど、和風ホラーで行くなら出てくるまでが勝負っていうか。私はそう思っちゃう。
小説だから大丈夫なのかな? 映像だったらもう数やグロさ、大音量で勝負するしかなくなっちゃいそう笑。
でもストーリーテンポが良くって出オチの割りに結構読んじゃう。予想通りのドキドキハラハラがあって、
予想できるが故に逆に気になるっていうかね、ドリルの答え合わせみたいな笑。
270数ページって事もあって結構ザーッと勢いよく読めちゃった!
読み終わっての感想。多分、ホラーとしては良くある感じ。
何ていうかな、力尽くで引き抜いた知恵の輪みたいな、押し込んだ引き出しみたいなオチ笑。
これでもこの作品に限らず、ホラーあるあるなんだよね。 なんか、尺足りなかった?みたいな笑。
最近の映画だとさ、もう「その設定閃いただけで満足!」みたいなの、結構あるじゃない笑。
だからまあ、ホラーらしいと言えばホラーらしい!笑。
なんで、エンターテイメント系ホラーとしてはあり!
サーっと読めるしね!嫌味じゃなくてこれもこの作品の良いところ!
気になった方は読んでみてね!