殺人犯の兄を持ってしまった弟の選んだ道とは…。東野圭吾「手紙」


どうしようもなかった、どうする事もできなかった、切ない兄弟の物語。
いや。そうなのよ……。 好きなのよ、東野圭吾(笑)
だって、本当に良いの多いんだもん(笑)
これもまあ、私が言うまでもなくなんだけど紹介させて下さいm(_ _)m

※注意) 予備知識入れて読みたくない人は見ないよう気をつけて下さい_φ(・_・

 

母子家庭で育った兄弟の話でね、ある時 兄がある事件を起こしてしまう。
それには兄弟の境遇が深く関係していて、浅はかながらも考えがあっての事だったの。
でも上手くいくはずもなく、兄は大きな罪を背負い、償う事になる。
でも社会に於いて、罪を背負うのは決して当事者(兄)だけでは無い。
この話は、
理由あって犯罪を犯した者と、犯罪者の身内を持った者の話。
とてもリアルな話。
話に登場する犯罪する人にも「それなりの理由」がある、そんな環境になってしまって運が悪い、気の毒。
と理解出来るとこもある。
主人公側の視点で描かれてるから、自然とその視点で感情移入していくんだけど、
物語を進めていくと、
第三者として犯罪者の身内を持ってしまった人と接する時、
あなたは本当に手離しにその人を信用出来ますか?
と言う、建前や綺麗事の裏側を見られたような問題にも切り込んでくる。
自分の大切な人がその人物に近づく、恋人が、あるいは家族が。
もしかして近くで何かがあったら、その人物を疑わずにいられるかしら。
犯罪者の身内は本当に何にも悪くない。 身内だって被害者だって思う。
でも。
わたしは臆病。
Name
何が正しいかなんてわからない。どうすれば良いかなんて言えない。
そういった事を考えされられる、いえ、ハッキリと考え、感じるべき問題として
この作品は描かれていたような気がしたわ。
是非、読んでみてね。
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